―― 青山さんから見て、みさよはどんな女性ですか?
自由奔放な女性だと思います。でも、自分のやりたいことや信念はしっかり見えている、芯のしっかりした強い女性ですね。
―― ご自身との共通点、反対にここは違うという点はありますか?
 意志が強いところは一緒だと思います。私もこうと決めたらなかなか譲らないタイプですし、自分のやりたいことが明確に見えている部分も同じですね。でも、自由奔放で自分の欲求の赴くままに生きているところは違うかな。監督のお話では、その人のことが好きかどうかというのとは関係なく、今誰かと一緒にいたいから一夜を共にする、そういう奔放さがある女性だということだったのですが、私は真面目なタイプの人間なのでそういうところはないですね。でも、ドラマの中で普段自分が言えない言葉や、行動をとることができるのはとても楽しいです。
ファッションも、私自身はどちらかというと白や黒のモノトーン系だったり、優しいピンクやベージュが多く、みさよのようにパキっとした色の服を着ることはあまりないので、自分とは違うみさよファッションはとても新鮮です。
―― 女優をされる前はモデルとして活躍されていた青山さんですが、みさよを演じる上で、ご自身の経験が生かされている部分や共通点はありますか?
モデル時代はあまりモデルであることを意識しながらやっていなかったと思うのですが、いま女優になって、改めて「モデルってどんな人が多いんだろう」って振り返ったときに、当時の自分ってこうだったんだなっていうのが見えてくることが多いんです。また、みなさんが想像するモデルと実際のモデルって違う部分も多いと思うので、最初はそういう部分が表現できたらいいなと思っていたのですが、監督と役について相談してつめていくうちに、見た目でもわかりやすいモデル像がいいということになって、とても派手なモデルという感じで演じています。それは自分にない部分なので、とても楽しいですね。
―― 女優とモデルの表現の違い、それぞれの楽しさの違いはありますか?
 モデルって表面的なことを表現することが大切なんです。何をしたらきれいに見えるか、おいしそうに見えるか。でも、女優は内面から出すものなので、その違いに、最初は自分が身につけてしまった癖を取っ払うまでが大変でした。でも、何事もきれいに見せるというのも楽しかったですし、反対に、内面を表現するということでも、自分の違う一面であったり、普段はやらないようなことができるのがすごく楽しいです。ぜんぜん違う、それぞれの楽しさがありますね。
―― 篤のような男性をどう思いますか?
可愛いと思いますね。篤はみさよよりずっと年上ですが、でも女性の方が精神年齢が高かったりして、自分も甘えたいんだけど、相手の男性にも甘えてもらいたいっていう気持ちもどこかにある人も多いと思うんです。私もそういうところを持っているので、私自身から見ても、役を通して見ても、自然体で可愛いなと思います。
―― 篤を演じている高橋さんの印象は?
今回初めてご一緒させていただくのですが、いつもものすごく気を使ってくださって、楽しい雰囲気を作ってくださったり、私が入りやすい環境にしてくださるので、とても楽しく参加させていただいています。
―― このドラマのいちばんのみどころはどんなところだと思いますか?
温かいものが感じられることが魅力じゃないかな。台本を読んでも、出来上がった映像を観ても、それをすごく感じますね。普段、自分自身がその中にいると敏感には感じられないと思うんですけど、他の家庭を垣間見たときに、すごく優しいものが伝わってきたり、温かい雰囲気を感じることができると思うんです。
このドラマの中では6年間という時間のブランクがあって、家族の溝があるんですけど、その溝を一生懸命取り払おうとしているわけではないんですけど、自然にみんなが仲良くなっていく工程って、やっぱり血がつながっている、家族のつながりがあるから、優しさがあったり、温かさが生まれてくるのかなって、見ていてホッとしたりしますね。
また、矢野家以外にもいろんなシーンがあるからこそ、あの家族が引き立って見えたりして面白いんじゃないかなって思います。
―― ドラマを楽しみにしている、視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします
 家族をテーマにしたお話なので、矢野家がこれからどうなっていくのかも観て欲しいのですが、みさよはそんなに矢野家に関わっていかない、入り込みたいと思っているのかもしれないけど入り込めない立場なんですよね。でも、どこにでも登場できる役柄なので、いつどこに現れるか分からないという楽しさもあると思うので(笑)、矢野家プラスみさよのそういう部分、今日はこんなところに出てきたっていうのもぜひ観ていただきたいですね。
そして今はもう別れているとはいえ、篤に対するみさよの想いであったり、接し方であったり、篤の過去を唯一知る人として見守っている姿、きつい言葉をかけていてもその裏には何かあるんじゃないかなという、自由奔放な強い女の中にも優しさがあったりするところにも気づいていただけたらと思います。
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